「一人暮らしを始めてから食生活が乱れてしまった」という人や、「自炊したいけど時間に余裕がない!」という人はきっと多いはず。
実際、一人暮らしのみなさんは普段の食事をどうしているのでしょうか?調べてみると、非常にたくさんの選択肢があることが分かりました。
とにかく時短と節約を考えている人にとってはこれらの食事がおすすめです。
今回は、そんな一人暮らしの食事事情について詳しくご紹介します!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はリーミー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
一人暮らしで自炊しない人が簡単に食事を摂る方法は?
ある企業のアンケートによると、20代の一人暮らしで夕食を全く作らないという人は全体の2割弱、朝食においては約半数がほとんど自炊しないという結果が出ています。
つまり、これらの人たちは自炊以外の方法で食事を摂っていることになります。では、具体的にどのような選択肢があるのか、一つずつ見ていきましょう。
社員食堂・学生食堂を利用する
会社や学校に食堂がある場合は、そこで食事を摂ることができます。社員食堂や学生食堂は以下のような点が魅力です。
特に朝食や夕食を自炊しない人にとっては、食堂で摂るランチが食生活に大きな役割を果たしていると言えるでしょう。
企業や大学によっては、社員や学生の健康に配慮して朝食・夕食の時間帯も食堂を営業していることがあります。
外食する
「お惣菜やお弁当を買って帰ると、食べる準備や片づけが面倒」というような人は、飲食店で外食してから帰宅する方法が一番楽でしょう。
ただし、外食の頻度が増えると以下のような問題が生じます。
- カロリーや塩分の摂り過ぎになりやすい
- 野菜不足になりやすい
- 食費が増える
栄養バランスに関しては、糖質・脂質・塩分の量に気を付けたり、野菜のおかずを意識して選んだりすることが大切です。
アルバイトのまかないや食事補助
一人暮らしの学生さんなら、学業の合間にアルバイトをしている方も多いはず。中でも飲食店のアルバイトはまかないが付くことが多く、仕事をすればするほど食費の節約になります。
飲食店のまかないは、無料で提供される場合と割引になる場合(食事補助)とがあります。求人サイトでも「まかない付き」や「食事補助」などの条件で探すことができるので、自炊せずに済ませたい人や食費を節約したい人は検索してみるとよいでしょう。
スーパーの惣菜や弁当など
スーパーでは食品の他にお惣菜やお弁当を販売していることが多く、夕方以降にはそれらの商品が値引きされる場合もあります。
- 帰りが遅いと営業時間内に間に合わない
- 栄養バランスが偏りやすい
外食の場合と同様に、メニューの選び方には十分注意が必要です。
コンビニの弁当や惣菜など
24時間営業で駅前などの便利な場所にあるコンビニは、忙しい時でも手軽に食事を購入できる便利さが最大の魅力です。
しかし、コンビニならではのデメリットや、外食やスーパーなどと共通する問題点もあります。
- 人件費などの関係で商品が割高
- 栄養バランスが偏りやすい
- 利用頻度が高いと食費が増える
コンビニの商品価格はスーパーよりも割高で、その理由は深夜営業やフランチャイズ経営などにかかる費用だと言われています。
帰宅時間が早い日はスーパーを利用するなど、食費を抑える工夫をするとよいでしょう。
菓子パン
朝食や昼食に手軽に食べられる菓子パン。価格も手頃なので、毎日のように食べているという人も少なくないのではないでしょうか?
しかし、菓子パンは糖質のかたまり。食べ過ぎは禁物です。
カップ麺やインスタントラーメン
カップ麺やインスタントラーメンも、自炊をほとんどしない人にとっては非常に便利な食品です。ただし、これも食べ過ぎには要注意。スープや麺は塩分・糖質・脂質を多く含んでいるからです。
たまに食べるくらいなら問題ありませんが、食べ過ぎると体にいろいろな影響があることをきちんと理解しておきましょう。
冷凍食品
レンジでチンするだけで食べられる冷凍食品も、一人暮らしの食生活の強い味方。長期保存できるので、まとめ買いしてストックしておくと忙しい時に助かります。
ただ、冷凍食品は基本的に野菜のおかずが少ないのがデメリットです。
栄養補助食品(プロテイン・ビタミン・ミネラルなど)
「忙しい朝は自炊どころか、パンやおにぎりを食べる時間もない!」。そんな時は栄養補助食品を摂るという方法もあります。
デリバリー・出前
自炊をせずに自宅で作りたての料理を食べたい時には、デリバリーが一番です。ただし、好きなメニューばかり注文していると栄養バランスが偏ったり、利用する頻度が高いほどデリバリーならではのデメリットを感じやすくなったりします。
- 糖質・脂質・塩分の摂り過ぎになることも
- 地域によって店舗の選択肢に差がある
- 外食よりも値段が高い
人口の少ない地域は利用できる店舗が少なく、必然的にメニューが偏りがちになります。
また、デリバリーには人件費が含まれるため、飲食店で食べるより割高になるのが一般的です。割引クーポンを利用できることもあるので、注文前に確認してみるとよいでしょう。
レトルト食品
湯せんしたり、レンジでチンしたりするだけで食べられるレトルト食品。カレー・パスタソース・牛丼・中華丼・親子丼など、食べ応えのあるメニューが豊富に揃っているのが魅力です。
また、一人分にパッケージされていたり、常温で長期保存できる物が多いのも、一人暮らしにはありがたいところ。一方で、以下のような点がデメリットになると言えます。
- ご飯を炊いたり、パスタを茹でたりする手間がかかる
- 野菜不足になりやすい
主食の用意が面倒な場合は、パックご飯を利用したり、レンジ用の調理器を使ってパスタを茹でたりするとよいでしょう。
一方、不足しがちな野菜はサラダなどをプラスするのがおすすめです。
冷凍宅配弁当
外食よりも安く済み、コンビニやスーパーのお弁当よりも栄養バランスが良いのが「冷凍宅配弁当」です。
ウーバーイーツ
前述の通り、デリバリーは作りたての料理を自宅で食べられる便利なサービスです。その中で昨今、飛躍的に人気を高めているのが、CMでもおなじみの「ウーバーイーツ(Uber Eats)」です。
ウーバーイーツは最低注文金額が設定されていないため、一人暮らしの方にぴったりのサービスです。注文時にかかる費用について、もう一つの大手デリバリーサービス「出前館」と比較してみましょう。
最低注文金額 | サービス料 | 配達手数料 | |
ウーバーイーツ | なし(700円未満の場合、最低注文手数料150円) | 商品の10% | 約50円~550円 |
出前館 | 店舗によって異なる | 商品の10% | 0円~約500円 |
サービス料や配達手数料に大きな差はありませんが、ウーバーイーツは700円未満の注文に対して手数料がかかるものの、どんなに安い金額でも注文が可能です。
一方の出前館には2,000円以上の注文しか受け付けない店舗などもあるので、一人暮らしの方には利用しづらいと言えます。
自炊派の一人暮らしの人はどんな工夫をしている?
続いては、自炊派の一人暮らしの人がどんな方法で食事を摂っているのかを見ていきましょう。
自炊を無理なく続けるには、料理の負担を減らすためのいろいろなテクニックがあります。これから自炊を始める方にも、きっと参考になるはずですよ。
作り置き
どんなに料理が得意でも、帰宅してから毎日自炊をするのは大変です。そんな負担を軽くするのが「作り置き」のおかずです。
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時短レシピ
数あるレシピの中には「電子レンジで加熱するだけ」、「まな板も包丁も不要」など、少ない工程で効率良く作れる「時短レシピ」がたくさんあります。
レシピサイトやSNSでも、時短レシピは忙しい中で自炊を続ける人たちに人気です。レパートリーが増えれば自炊がどんどん楽になるので、ぜひ「時短レシピ」で検索してみましょう。
家族のために、食費の節約のためにと思って料理を頑張っていても、毎日のこととなるとモチベーションが上がらない時がありますよね。 でも、そんな自分に罪悪感を感じなくても大丈夫!どうしても料理をする気になれない時は誰にでもあります。 […]
ミールキット(食材宅配)
野菜の皮をむいてちょうどいい大きさに切ったり、肉や魚に下味を付けたりなど、素材の下ごしらえは料理の工程の中で意外と時間がかかる作業です。そんな面倒な下準備を省けるのが、カット済みや味付け済みの材料を真空パックにした「ミールキット」です。
忙しくても食事を抜くのはNG!
食事から摂る栄養は、私たちの体を動かす大事なエネルギー源です。食事を抜くとそのエネルギー源が足りなくなるので、疲労感・イライラ・頭痛・貧血など、様々な不調の原因になります。
栄養バランスを保ちつつ食事を簡単に摂る方法はたくさんあるので、どんなに忙しくてもしっかり食べましょう。
一人暮らしでもきちんとした食生活を送るポイントは?
一人暮らしの食生活は乱れやすいのが大きな課題ですが、簡単なルールを決めておくだけでそのバランスを安定させることができます。
ポイントはいたってシンプル。自炊をする人もしない人もすぐに実践できますよ。
無理をしないこと
自炊は食費の節約や食生活の見直しに大いに役立ちますが、無理は禁物です。「毎日必ず自炊する!」といった高い目標を掲げてしまうと、料理がストレスになってしまうこともあります。
疲れている時は外食やお弁当で済ませたり、お惣菜や冷凍食品をプラスしたりして、適度に手を抜きましょう。忙しい時のために、レトルト食品やインスタント食品をストックしておくのもおすすめです。
自炊をしない日を設けた方が、モチベーションが維持されて続けやすくなるはずです。
メニューのバリエーションを豊かに
食事のメニューがワンパターンになると、当然ながら栄養も偏ってしまいます。例えば、お肉ばかり好んで食べているなら、たまには魚を食べるなど、ごく簡単なことでよいので実践してみましょう。
これは外食が多い人に限らず、自炊をしている人にも言えることです。いつも同じおかずばかり作っていると、せっかく自炊しても栄養が偏りがちになります。時短レシピや簡単レシピをレパートリーに加えて、メニューのバリエーションを積極的に増やしていきましょう。
栄養バランスを考える
一人暮らしの食生活は、野菜やたんぱく質が不足しがちになります。特に麺類・丼物・パン・おにぎりなどを食べることが多い人は、おかずから摂る栄養が足りていないと言えます。
飲食店でメニューを選んだり、スーパーやコンビニでお弁当・お惣菜を買う時は、意識して野菜や肉・魚のおかずを選びましょう。
一方、自炊派の人にはカット野菜・納豆・豆腐・卵などが手軽でおすすめです。メニューのバリエーションはもちろん、食材の選び方にも注意すれば、確実に栄養バランスが良くなります。
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食費をかけすぎない
自炊の仕方にこだわっていろいろな食材を買い揃えたり、外食で豪華なおかずばかり選んでいたりすると、体には良くても食費がどんどん増えてしまいます。
食費がかさむと結局その食事スタイルは続かないことになるので、自分の収入に合った予算内に収めることが大切です。
食費は収入に対して15%くらいの割合になるのが理想的と言われています。まずは自分にとって最適な食費はいくらくらいなのかを算出し、その範囲内に収まるようにやりくりしてみましょう。
一人暮らしの食事は「手軽で簡単」をモットーに
一人暮らしの生活はすべての家事を一人で負担しなければならないので、料理にばかり時間をかけていられませんよね。そんな中で自炊を頑張ろうとすると、モチベーションを維持できなくなってしまいます。
一番大切なのは、バランスの良い食生活を長く続けること。そのために、冷凍宅配弁当やミールキットなどを積極的に利用するのもおすすめです。
「手軽で簡単」をモットーに、いろいろな方法を組み合わせて食生活を整えましょう!