一人暮らしの大学生は、親の仕送りやバイト代などでやりくりしている人が大半です。そのため、食費にあまりお金をかけられないという人もきっと多いですよね。
そもそも、一人暮らしの大学生の1ヶ月の食費はいくらくらいなのでしょうか?気になる金額や、食費を節約するためのコツ、賢い自炊術などについて詳しくご紹介します!
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一人暮らしの大学生が一番節約できるのは「食費」
一人暮らしの大学生の生活費は、主に以下のようなことに使用されます。
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 日常費
- 通信費
- 書籍費
- 貯金・繰り越し
- その他
この中で全体の約6割を占めるのが、家賃・食費・光熱費です。
ただ、家賃は毎月同じ金額で、光熱費も大きく変わることはありません。一方、食費は外食・市販のお弁当やお惣菜・自炊などいろいろな選択肢があり、使い方によって金額がかなり変わります。
生活費を大きく占める費用の中で、最も節約しやすいのは「食費」です。また、その他の費用と比べて工夫がしやすいのも、食費の大きな特徴の一つです。
特に節約の効果がはっきり表れるのは、食生活のメインを「自炊」に切り替えた場合です。
一人暮らしの大学生で生活費のやりくりが難しいと感じている方は、まず自炊の回数を増やすことから始めてみるといいかもしれません。
一人暮らしの大学生の1ヶ月の食費はどれくらい?
全国大学生協連が行った調査によると、一人暮らしの大学生の1ヶ月の食費の平均は、ここ10年ほど約24,000円~25,000円くらいの間で推移しています。
もちろん、その他の生活費の使い方などによっては、食費にもっと費やせる場合もあります。しかし、これを平均と考えれば、ほとんどの一人暮らしの大学生が食費をかなり節約しなければやりくりできない経済状況にあると言えるわけです。
出典:全国大学生協連「第58回 学生生活実態調査 概要報告」
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節約には「自炊」が一番!そのメリットは?
食費を節約するには、「自炊」が一番です。特に外食やコンビニなどで食事を済ませることが多いなら、自炊を始めるだけでかなり食費を減らせます。
しかも、自炊には節約以外にもいろいろなメリットがあります。
好きな食材やメニューを食べられる
飲食店のメニューや市販のお弁当・お惣菜などには、苦手な食材が入っていることもあるでしょう。また、「もう少し辛い方が好き」など、好みの味と微妙に違うこともありますよね。
でも、自分で作る料理なら、好きな食材を使って好きな味に仕上げることができます。
自炊に慣れれば慣れるほどそのスキルは上がるので、例えば「お店で食べたあの味を再現したい!」といった上級者レベルの料理も、いつかできるようになるかもしれません。
友達や家族を料理でおもてなしできる
家に友達が遊びに来た時や、長期休暇で実家に帰った時などに、料理を作ってもてなせば相手に喜んでもらえます。
また、デリバリーなどを利用するより安く済むので、節約にも役立ちます。気心の知れた友達を招く場合は、食材を持ち寄ってもらうのもよいでしょう。
一人の食事は寂しいと感じている人にとっては、みんなでにぎやかに囲む食卓が心の安定につながります。料理が得意な友人というイメージが定着すれば、友達も気軽に遊びに来てくれるようになるはずです。
節約できた分を他のことに使える
自炊の最大のメリットは、もちろん「節約」です。特にこれまで外食・お弁当・お惣菜などで済ませることが多かった人は、食費が大幅に減るのを実感できるでしょう。
食費を節約できれば、その分を他のことに使えます。大学生なら娯楽費や服飾費など、もっとお金をかけたいことがたくさんあるはずですよね。
「食費が浮いたらあれを買おう!」といった具体的な目標を掲げるのも、自炊に対するモチベーションを上げるコツになります。
効率よく食費を抑える「自炊のコツ」
自炊が最大の節約になるのは本当ですが、やり方を間違えると逆に出費が増えてしまう場合もあります。一番の原因は「食材の買い過ぎ」や「使い過ぎ」です。
節約の効果を最大限に活かすには、買い物と調理の両方を工夫するのがポイント。ここからは、その具体的なコツについてご紹介しましょう。
コスパの良い食材を選ぶ
食材を選ぶ際は、必ず「コスパの良さ」を意識しましょう。安くて栄養豊富な「節約食材」としておすすめなのは、以下のような食材です。
肉 | 鶏むね肉・鶏ささみ・豚こま切れ肉・鶏または豚ひき肉 |
魚 | 鮭・塩さば・さば缶・あじ・いわし |
野菜 | もやし・じゃがいも・キャベツ・にんじん・きのこ |
その他 | 卵・納豆・豆腐・厚揚げ・ちくわ・魚肉ソーセージ |
これらの食材は一年を通して比較的価格が安定しており、手に入りやすいのが特徴です。また、栄養が豊富で食べ応えもあり、幅広いレシピに使えます。
節約のために自炊をする時は、このような高コスパの食材を中心にメニューを考えましょう。もちろん、コスパの良い食材同士を組み合わせるのもおすすめですよ。
週1回のまとめ買いで無駄遣いを防ぐ
なるべく安い食材を買おうと決めていても、買い物に行くとどうしても無駄な物を買ってしまいがちです。
ほんの少しの無駄遣いのつもりでも、何度も続けばある程度の出費になります。この出費をなくすために、必要な物だけをまとめ買いして、スーパーに行く頻度を減らしましょう。
まとめ買いをする場合も、一人分の食材なら週に1回程度の買い物で十分です。買い物の回数を減らせば、その分無駄遣いを防ぐことができます。
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特売日やセール品をチェック
店舗によっては、特定の曜日や日にちに決まった物が安くなったり、日替わりでセール品が登場したりします。
セールの情報はチラシの情報サイトなどにも掲載されているので、買い物の前にぜひチェックしてみましょう。
食材を使い切れないと節約の意味がないので、買う量もきちんと意識しましょう。
炊いたご飯は小分けにして冷凍保存
主食となるご飯は、まとめて炊いて冷凍保存しておきましょう。冷凍ご飯があればおかずを用意するだけで済むので、毎日の自炊が楽になります。
時間がある時に作り置きする
自炊を無理なく続けるには、毎日の負担を減らすことが一番です。そのために、作り置きおかずを用意しておくとよいでしょう。
食費の節約になるおすすめメニューのレシピ
「安い食材を使うとおかずが物足りなくなりそう…」と思う人が多いかもしれませんが、実は定番の人気メニューにも節約食材を使って作れる物が意外とあります。
そこでここでは、料理初心者でもチャレンジしやすいおすすめメニューのレシピをご紹介しましょう。
使う食材はスーパーで安売りしていることの多い物ばかり。また、栄養バランスが良く、食べ応えがあるところも魅力です。
ぜひ自炊のレパートリーに加えて、食費の節約に役立ててくださいね。
「麻婆豆腐」豆板醤なし&レンジで簡単
麻婆豆腐のレシピは材料に豆板醤が含まれていることが多いですが、使う機会が少ない調味料をわざわざ揃えるのはちょっともったいない気もしますよね。
その点、こちらのレシピは豆板醤なしでOK。代わりに味噌やラー油を使ってコクを出します。しかも、レンジで作れるのでお手軽です。
また、メインとなる豆腐や豚ひき肉は、コスパの良い食材としておなじみの物。どちらも安売りしていることが多く、豚ひき肉は冷凍保存できるので、まとめ買いにもおすすめです。
一方、豆腐は冷凍すると食感が変わってしまうのでご注意を。麻婆豆腐を作る時も、1~2日で食べ切れる量にしましょう。
「鶏むね肉とトマト缶のカレー」具材は玉ねぎだけ!
カレーは一人暮らしの作り置きにぴったりのメニュー。小分けにして冷凍保存しておけば、忙しい時でも簡単にごはんの支度ができます。
節約効果を上げるには、手頃な価格で買える鶏むね肉をメインにするのがおすすめ。また、ベースとなるトマト缶や具材の玉ねぎも、価格が安い時に買ってストックしておくと便利です。
ちなみに、カレーにはいろいろな具材が合うので、家にある食材でアレンジするのも簡単です。豚こま・ひき肉・さば缶など、節約食材を積極的に使ってみましょう。
定番のじゃがいもやにんじんを加えてボリュームアップするのもいいですね。
「キャベツ・魚肉ソーセージ・玉ねぎの卵炒め」栄養バランス満点!
キャベツと魚肉ソーセージ玉ねぎの卵炒め
by mint✩(返レポお休み中)
材料(2人分)
キャベツ / 100g
魚肉ソーセージ / 1本
玉ねぎ / 50g
たまご / 1個
☆鶏ガラスープの素 / 小さじ1/2
☆こしょう / 少々
サラダ油 / 適量
レシピを考えた人のコメント
玉ねぎがポイント。甘さを出してくれます。あと1品という時にパパッと出来ます。
一人暮らしの食生活で不足しがちな「野菜」や「たんぱく質」。その両方をしっかり摂りつつ節約もできるのが、野菜と魚肉ソーセージと卵の炒め物です。
どの食材もコスパが良くて日持ちしやすい物ばかり。あえて多めに作ってお弁当に使うのもいいですね。
材料にある鶏がらスープの素は、炒め物にもスープにも使える万能調味料。一つ買っておくと料理の味が物足りない時などにとても便利です。
味付けをマスターしたら、ほうれん草・小松菜・もやし・ピーマン・ベーコン・ちくわなどを使ってアレンジするのもおすすめですよ。
一人暮らしの自炊にあると便利な食材
「今日は何を作ろう?」と迷った時、家に食材を常備してあるとメニューを決めやすくなります。
食材を選ぶポイントは、手頃な値段で幅広いレシピに使える物。例えば、以下のような食材はいろいろなメニューに使いやすく、一人暮らしの自炊生活におすすめです。
定番の野菜
野菜は体に良いのはもちろん、おかずにボリュームをプラスするためにも欠かせない食材です。
スーパーでよく見かける定番の野菜は、価格が安定していて手に入りやすいところも魅力。常に数種類の野菜を常備しておくとよいでしょう。
もやし
もやしはほとんどのスーパーで20~50円ほどで売っている超低価格の野菜です。そのため、節約食材の中でもトップクラスに入る優等生。賞味期限が短いのでまとめ買いには向きませんが、一人暮らしなら一袋あればかなり食べ応えがあります。
食べ切れない場合は冷凍保存がおすすめです。洗って水気を切ったもやしを冷凍用保存袋に入れるだけ。シャキシャキした食感は多少なくなりますが、冷蔵よりも長持ちします。
人参
にんじんは和洋中の幅広いメニューに使える定番野菜の一つ。β-カロテンが豊富で、健康にも良い食材です。
2~3本まとめて購入した時は、鮮度が落ちないようご注意を。1本ずつペーパータオルに包んで袋に入れ、立てた状態で冷蔵庫に入れておくと長持ちします。
白菜
白菜は冬が旬の季節野菜ですが、旬を迎えると価格が手頃になり、鍋物・炒め物・スープ・味噌汁などに幅広く使えます。
一人分なら2分の1玉や4分の1玉で十分。ざく切りにして冷凍用保存袋に入れれば、冷凍保存も可能です。
キャベツ
キャベツは生でも加熱してもおいしい万能の野菜です。火を通したり、生のまま調味料と和えたりする場合は、手でちぎるだけでも使えます。
時短を重視するなら、カット野菜を常備しておくのもよいでしょう。多少割高にはなりますが、サラダ用の千切りキャベツや炒め物用のざく切りキャベツなどがあります。
玉ねぎ
玉ねぎは常温保存できるので、一人暮らしでもまとめ買いが可能です。可能であれば、ネットに入れて風通しの良い場所に吊るしておきましょう。
難しい場合は、一つずつ新聞紙にくるんでカゴや段ボールに入れておくのがベスト。高温多湿を避ければ、2ヶ月くらい保存できます。
ざく切り・薄切り・みじん切りなど、切り方を変えるだけで幅広いメニューに使えます。
麺類(パスタ・うどん・そば・焼きそばなど)
主食は炭水化物を摂るために必要な食材です。最も定番と言えるのはお米ですが、その他に麺類も買い置きしてあるとメニューの幅が広がって飽きずに自炊できます。
パスタは乾麺が一般的で長期保存にも向いています。一方、うどんやそばは乾麺の他に、茹でて1食分ずつパックになった冷蔵または冷凍タイプもあります。茹で時間を省いて簡単に調理したい場合は、このような茹で麺タイプを常備しておくとよいでしょう。
焼きそばは冷蔵タイプの蒸し麺が最もポピュラーです。3食入りでソース付きの物が人気ですが、価格を重視するならソースなしの物がよいでしょう。味付けには醤油やウスターソースなどを使うとおいしく仕上がります。
ちなみに焼きそばはそのまま冷凍できるので、3食入りでも日持ちさせることは可能です。麺類は乾麺・冷蔵・冷凍の物を上手に使い分ければ、いろいろなメニューを楽しめますよ。
冷凍保存の肉や魚
肉や魚も安売りしている時に購入して、常備してあると便利です。ただし、生鮮食品は日持ちしないのが一番の問題。特に一人暮らしの場合は一度に食べ切れないことが多いので、購入したらすぐに冷凍保存しておきましょう。
保存する際は、肉も魚も1食分ずつに分けてラップに包み、冷凍用保存袋に入れるのがポイント。解凍は前日の夜や当日の朝に冷蔵庫に移しておくか、使う直前に電子レンジの解凍モードを使うのがおすすめです。
基本的な調味料
調味料はまず基本的な物を揃えて、あとはお好みの物を少しずつ買い足していくとよいでしょう。
和食の基本となる調味料は以下の5つで、これらは和食以外のメニューにも幅広く使えます。
- 塩
- 醤油
- 砂糖
- 味噌
- 酢
またこの他に、レシピによく登場するのは以下のような調味料です。
- コショウ
- みりん
- 料理酒
- めんつゆ
- ポン酢
- にんにくチューブ
- コンソメ
- 鶏がらスープの素
- だしの素(和風・中華など)
調味料は容量が多い物の方が割安ですが、一人暮らしで自炊の頻度が少ない場合は、使い切る前に賞味期限が切れたり、風味が落ちてしまうことがあります。
処分することになるとかえって費用が無駄になるので、自炊に慣れるまではあえて割高な少量サイズを選ぶのもよいでしょう。
外食する時にも食費を節約するコツ
大学に通っているとランチは基本的に外食だったり、帰宅が遅い日にお弁当やお惣菜を買って帰ることなどもありますよね。
そんな時でも、ちょっとした工夫をすれば食費を節約できます。続いては、そんな外食時の節約術についてご紹介しましょう。
弁当・惣菜はコンビニよりスーパーの方が安い
コンビニはスーパーよりも営業時間が長いため、その分人件費が余計にかかります。また、大半がフランチャイズ経営なので、利益の一部を本部に納める必要があり、それらの経費が商品価格に上乗せされています。
そのため、同じ商品でもスーパーの方が安いことが多いのです。
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学食や学割サービスがあるお店に行く
大学の学生食堂は普通の飲食店よりも値段が安いのが一般的です。主食・主菜・副菜が揃った栄養バランスの良いメニューも多いので、ランチは学食を利用する方がメリットが大きいでしょう。
また、大学周辺の飲食店でも学割サービスを実施していることがあります。学生限定メニューや、学生証を提示すると割引になるメニューなどがあるので、ぜひ探してみましょう。
チェーン店を利用する時はクーポンがないかチェック
全国チェーンのファミレスやファストフード店は、公式サイトやアプリでクーポンを配布していることがよくあります。
期間限定クーポンや週替わりで発行されるクーポン、誕生月にもらえるクーポンなど、各店舗によって盛りだくさん。また、来店すればするほど特典が付く店舗などもあるので要チェックです。
飲み物は買わずに水筒を持って行く
コンビニの安いお茶は108円くらいで買えますが、安いからと言って週5日買っていると、それだけで出費は540円に。1ヶ月買い続けると、お茶代だけで2,160円もかかってしまいます。
一方、麦茶のティーバッグは徳用サイズなら40~50袋入りでわずか数百円。水筒に入れて持って行けば、飲み物にかかるお金を大幅に節約できます。
まかない付きのバイトをする
飲食店のバイトにはまかない付きや食事補助付きの仕事があります。バイトに行く度に食事が無料になったり割引になったりするので、食費を節約したい人にはぴったり。バイト代も入るので一石二鳥です。
一人暮らしの大学生の食費は自炊を中心に節約を
一人暮らしをしている大学生の多くが、食費にあまりお金をかけられない生活を送っています。
しかし、だからと言って節約のために食事をおろそかにするのは絶対にNG。いずれ体調を崩してしまうことになるので、お金をかけずにしっかり食べる方法を選びましょう。
食費の節約に最もおすすめなのは「自炊」です。特にコスパの良い食材を使った自炊は、節約効果が抜群。今回ご紹介した食材やメニューは栄養バランスも良いので、食費を節約しながら健康も気遣えます。
また、外食する時もちょっとした工夫で出費を抑えることは可能です。たまにする外食は自炊生活の息抜きになるはず。自炊と外食を上手に使い分けて、食費の節約にチャレンジしてみてくださいね!