共働き家庭の【夏休みの子供の昼食の用意】に関するアンケート調査!「毎日のメニュー決定」が最大のストレス、宅配弁当・冷凍食品等の時短食材の活用は6割

  • 2024年4月29日
  • 2024年4月29日
  • コラム

今回は、全国の小学生児を持つ共働き家庭208人を対象にした「夏休み中の子供の昼食の準備」に関するアンケート調査を行いました。

アンケート内容

アンケート結果の概要
  • 夏休み中は「学童保育」がトップ、次いで「自身の勤務時間の調整」で子供の面倒を見る家庭がほとんど!
  • 夏休み中の子供の食事において最も重視しているのは「調理の手軽さ」
  • 夏休みの子供の食事は「親や家族が都度調理して用意する」が最も多い!
  • 食事を用意するのはママ主導で進む中、役割分担の変化と家族のサポートがあるケースも。
  • 夏休み中の子供の食事に対して、時短食材・食品の活用は「ある」が約6割!
  • 宅配弁当・冷凍食品の活用理由で最も多いのは、「時短で済むため」が圧倒的多数!
  • 「費用がかかる」のが宅配弁当・冷凍食品を利用しない大きな理由!
  • 宅配弁当・冷凍食品は「価格の手頃さ」と「栄養バランスの良さ」を求める人が多数!

 

Q1:夏休み中の子供の面倒はどうしていますか?(複数回答可)

夏休みの子供の面倒はどうしてますか?

内容 回答数
学童保育などの施設に預ける 85件
自分で勤務時間を調整して面倒を見る 80件
祖父母や親戚の家で面倒を見てもらう 59件
在宅ワークで自分で見る 49件

夏休み中、共働き家庭のほとんどが子供を学童保育に預け、安心して仕事に集中しています。また、勤務時間を自由に調整できる家庭は自宅で子供の世話をし、家族との時間を大切にしているようです。

祖父母や親戚が近くに住んでいる場合、週に1回、2回などは曜日を決めて子供の面倒を見てもらうこともあるようです。

在宅ワークをしている保護者は、直接子供の面倒を見ることで、仕事と育児のバランスを取りながら親子の時間を増やしていることがわかります。

Q2:夏休み中の子供の食事の準備で大変だと感じることは?(複数回答可)

夏休み中の子供の食事の準備で大変だと感じることは?

内容 回答数
メニューを考えること 100件
栄養バランスを考えること 35件
調理にかかる時間 27件
勤務時間の調整をすること 23件
買い物に行くこと 13件
食材の保存と管理を考えること 10件

夏休み中の子供の食事準備で、最も多くの保護者が苦労しているのは「メニューを考えること」です。

これは、毎日の食事でバリエーションを持たせつつ栄養バランスを考慮することが大きな負担となっているためかもしれません。

また、調理時間や勤務時間の調整も課題として挙げられており、特に忙しい共働き家庭では、効率的な時間管理が求められます。

さらに、買い物や食材の保存と管理も日々の食事準備の中では重要なポイントとなっています。

 

Q3:夏休み中の子供の食事で重視することは?(複数回答可)

夏休みの子供の食事で大切にしていることのアンケート結果

内容 回答数
親が行う調理の手軽さ 117件
栄養バランス 112件
子供が好きなメニュー 100件
食費の節約 66件
子供自身が食事の準備ができること 20件

夏休み中の子供の食事において、保護者が最も重視しているのは「調理の手軽さ」です。

これは、忙しい日常の中で、素早く準備できる食事が必要とされていることを示しています。

また、「栄養バランス」と「子供が好きなメニュー」もほぼ同じくらい重要視されており、健康的でありながら子供が喜ぶ食事を提供することを考えていることが伺えます。

食費の節約も重要な要素であり、経済的な負担を軽減しながら質の高い食事を心がけている保護者が多いことがわかります。

子供自身が食事の準備ができることを重視する声もあり、自立を促す教育的な側面も考慮されています。

 

Q4:夏休み中のお子様は昼食をどのようにしていますか?(複数回答可)

子供の食事はどうしている

内容 回答数
親や家族が都度調理して用意する 96件
事前に作っておいたものを温めて食べる 76件
パンやおにぎりなどを用意しておく 25件
学童などの保育施設が提供するものを食べている 11件

多くの家庭で親や家族が都度調理して食事を用意していることが最も多い方法として挙げられています。

次に多いのは、事前に作っておいた食事を温めて食べる方法で、これは時間の効率化を図る一方で、手作りの温かさを保つ方法と言えます。

また、パンやおにぎりを用意する家庭もあり、手軽さと準備の速さが求められている様子です。

保育施設で提供される食事を利用するケースは少なめで、これは保育施設ごとの食事の提供の有無、また夏休み中の保育施設の利用率とも関連しているかもしれません。

 

Q5:夏休み中の子供の昼食の準備は誰が行う?

子供の昼の準備をするのは誰

内容 回答数
ママ 172件
パパ 21件
祖父母 15件

夏休み中の子供の昼食準備で、ほとんどの場合「ママ」が中心となっています。

しかし、「パパ」が昼食準備を手伝うケースも少しずつ増えてきているようで、家事や育児における役割分担の変化が多少なりとも表れている様子です。

また、「祖父母」が昼食の準備をすることもありますが、これは親の忙しいときに家族が助け合う姿を示しています。ただし、祖父母が近い場所に住んでいる、または同居している家庭となるため、祖父母の協力を得られない家庭も多くいるでしょう。

とはいえ多くの共働き家庭ではママの家庭内での負担が大きく、仕事と育児を両立するママに対するサポートが必要と言えます。

 

Q6:夏休み中の食事に宅配弁当やミールキット、冷凍食品を利用したことはありますか?

宅配弁当・ミールキットの利用経験アンケート

内容 回答数
ある 122件
ない 86件

夏休み中に宅配弁当、ミールキット、または冷凍食品を使ったことがある家庭は123件、使ったことがない家庭は86件という結果が出ました。

このデータから、多くの家庭が時間の節約や便利さを求めて、準備が簡単な食事オプションを活用していることが見て取れます。

一方で、使ったことがない家庭の存在も無視できません。

これらの家庭では、料理を自分たちで行うことに価値を見いだしているか、あるいは宅配サービスのコストや利用方法に対する不安や誤解があるかもしれません。

このような選択の違いは、家庭の生活習慣や経済状況、地域によるサービスの利用しやすさに左右されることが考えられます。

 

Q7:【ある】と答えた人:どんな理由で、宅配弁当やミールキット、冷凍食品を利用しましたか?

宅配弁当・ミールキットを利用した理由

内容 回答数
時短で済むため 159件
コスパ・タイパが良いため 42件
栄養バランスが考えられているため 38件
子供が喜ぶため 25件

宅配弁当やミールキット、冷凍食品を利用する主な理由として、多くの家庭が「時短で済むため」(159件)と答えています。

これは、忙しい日常の中で食事準備の時間を短縮したいというニーズが強いことを示しており、特に共働き家庭や子育て中の家庭にとっては大きなメリットです。

また、「コスパ・タイパが良いため」(42件)と答えた人々は、経済的な効率も重要視していることがわかります。さらに、「栄養バランスが考えられているため」(38件)という理由は、健康を意識した食生活を求める家庭の意向を反映しています。

一方で、「子供が喜ぶため」(25件)と答える家庭もあり、子供の好みや幸せを優先する親の愛情が感じられます。これらのデータから、宅配サービスが提供する利便性、経済性、栄養面での利点、そして子供の幸せを重視する傾向が見て取れます。

 

Q8:【ない】と答えた人:宅配弁当やミールキット、冷凍食品を利用しない理由は何ですか?

宅配弁当・ミールキットを利用しない理由

内容 回答数
費用がかかるから 125件
子供が好きなものが限られているから 45件
利用方法がわからないから 38件
品質に不安があるから 27件

最も多い理由は「費用がかかるから」(125件)で、これは家計に対するコストの影響が大きいことを示しています。

やはり、日常的な食事に追加の出費は抑えたいというのが本音のようです。

次に、「子供が好きなものが限られているから」(45件)と答える家庭もあり、子供の好みに合わせることができないことが一定の障壁になっている様子。

また、「利用方法がわからないから」(38件)という声もあり、もしかしたらもっと情報提供や使い方のサポートがあれば利用者は増えるかもしれません。

さらに、「品質に不安があるから」(27件)という理由も見受けられ、安全性や新鮮さに対する信頼を得ることが課題となっています。

時短食材・食品に対する一定の抵抗感があることがうかがえますが、それぞれの家庭のニーズや価値観に基づくもののようです。

 

Q9:宅配弁当やミールキット、冷凍食品に求める条件は何ですか?(複数回答可)

宅配弁当やミールキット、冷凍食品に求める条件

内容 回答数
価格の手頃さ 154件
栄養バランスの良さ 122件
子供が喜ぶメニュー 93件
調理のしやすさ 86件
保存の利便性 46件

宅配弁当やミールキット、冷凍食品に求める条件についての質問では、多くの回答者が「価格の手頃さ」(154件)を最も重視していることが分かります。

これは、日常的に利用する食品として、経済的に負担が少ないことが望まれているためでしょう。次に重要視されているのが「栄養バランスの良さ」(122件)で、健康を意識した食事を求める需要が高いことを示しています。

また、家庭での食事において子供の好みは大きな要素であり、「子供が喜ぶメニュー」(93件)も重要な条件とされています。

「調理のしやすさ」(86件)と「保存の利便性」(46件)もそれぞれ重要な要素として挙げられており、利用者は料理の手間を省きつつ、食材の管理がしやすい製品を求めていることがうかがえます。

これらのデータから、消費者は価格だけでなく、健康、味、利便性のバランスを考慮しながら、宅配食品を選んでいることが明らかになります。

 

アンケート結果のまとめ

このアンケート調査を通じて、20歳から60歳以上の男女がいる共働き家庭の夏休みの子供のケアと自炊の実態について詳しく見てきました。

その結果、学童保育を利用する家庭が多く、親が仕事に集中できるサポートが得られていることがわかりました。また、家での時間を大切にしようと、勤務時間を調整する家庭や在宅ワークをしている家庭も少なくありません。

夏休みの食事準備では、「メニューを考えること」が最も大きな挑戦となっており、毎日の食事に変化をつけつつ栄養を考えるのが一苦労です。手早く食事を用意できることを最も重要視しており、家庭での食事準備の時間短縮が求められています。

時短のために宅配弁当やミールキット、冷凍食品を利用する家庭が多い一方で、高コストや子供の好みの問題、使い方の不明瞭さ、品質への不安などが利用しない理由として挙げられています。

この調査から得られた洞察は家庭内の役割分担が進化する中で、どのように外部サービスが家庭生活の質を高めることができるかを探るのは、これからの大きなテーマです。

 

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年4月12日~4月26日
調査対象:全国の小学生児をもつ共働き家庭 20~60代
サンプル数:208人