大学生は親からの仕送りやバイト代などでやりくりするのが一般的。お給料をもらっている社会人とは違って、ランチにもほとんどお金をかけられないですよね。
ランチ代の節約にはお弁当が一番ですが、実際にお弁当を持参する学生さんは多いのでしょうか?その実態や、お弁当生活を始めるためのコツについてご紹介します!
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大学生のランチは弁当?学食?予算や食生活もチェック
実家から通っている学生さんと、入学を機に一人暮らしを始めた学生さんとでは、食生活の内容も大きく違うはず。また、学食・お弁当・コンビニ・ファストフードなど、ランチの選択肢も多いですよね。
同じ大学生でも、ライフスタイルによってランチの中身や予算は違ってくるのでしょうか?
まずは、大学生のリアルなランチ事情について調べてみました。
お弁当派は一人暮らしよりも実家住まいに多い
農林水産省が大学生を対象に行った食に関するアンケート調査によると、ランチにお弁当を持参するのは全体の約4割。次いで学食、構内の売店・コンビニを利用するのがそれぞれ約2割という結果になりました。
しかし、お弁当派の学生のうち、実家から通っているのは約6割と圧倒的な多さ。一人暮らしや寮住まいの学生は約1~2割と少ないのが特徴です。
お弁当を持参する理由について「経済的だから」と答える学生が多いにも関わらず、生活費を自分でやりくりしなければならない一人暮らしの学生にお弁当派が少ないのは注目すべき事実。
実家暮らしの大学生は親にお弁当を作ってもらっているケースが多く、一人暮らしの学生にとっては自分でお弁当を用意する手間がネックになっているのが大きな理由だと思われます。
ランチ代の平均は400~500円
別のアンケート調査によると、大学生のランチ代の平均金額は400~500円が約4割で最多。そして、300~400円が約3割、300円以下が約2割と、9割近い学生が500円以内に収めていることが分かりました。また、ある大学では学食で使う平均予算が約400円という結果も出ています。
しかし、この金額は本人たちも少し安いと感じているよう。本当はもう少しお金をかけたいけれど、それぞれに抱える経済的な理由で節約しているのが実情のようです。
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「ランチはなし」という学生も…
ランチに関する調査で浮き彫りになるのが、昼食を抜いている学生が一定数いること。時間がない、食費を節約したいなど、それぞれ事情は異なりますが、大学生にとって「ランチを食べない」という選択肢はそれほど珍しいことでもないようです。
また、食べてはいても「菓子パン1個だけ」など、非常に簡単にランチを済ませている学生もおり、食生活の乱れや栄養不足が心配されます。
ランチ代の節約は健康面ではNG
仕送りやバイト代でやりくりするのは大切ですが、ランチの量を減らしたり、ましてや抜いてしまうのは健康面でNG。栄養不足の状態が続くと、体調を崩したり、集中力がなくなったりしてしまいます。
学業を最優先させるためにも、食べない節約ではなく「食費を抑えつつバランス良く食べる節約」を目指しましょう。
最もおすすめなのは「お弁当」です。お弁当は食材の購入費だけでほとんど済むので、学食やコンビニよりもずっと経済的。栄養バランスも自分でコントロールできますよ。
そこで続いては、お弁当を自分で手作りするメリットについてご説明しましょう!
お弁当を作るメリット
ここではお弁当を作るメリットについて解説しています!
食費を節約できる
生活費の中でも工夫次第でかなり節約できるのが「食費」です。
大学生のランチ代の平均が約400~500円なのに対し、手作りのお弁当は300円以内に収められることがほとんど。差額を200円として仮に週3日お弁当にすれば、200円×12日で月に2,400円のランチ代を節約できます。
さらに、作り置きのおかずを朝食や夕食にも活用すれば、かなりの出費を抑えられます。
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お昼時間の節約にもなる
学食で列に並んだり、コンビニにお昼を買いに行ったりするのは、意外と時間がかかるもの。お昼休みが短い時には、食べる時間が短くなって焦ってしまいますよね。
でも、お弁当を持参すれば好きな場所ですぐにお昼にできます。余った時間で午後の授業の準備をしたり、集中力を養うために軽く昼寝するのもいいですね。
ダイエットや体調管理になる
お弁当はご飯と複数のおかずを組み合わせるのがスタンダードなスタイル。実はこれは栄養バランスの良い食事の理想的な形です。
特にダイエットをしたい人にはぴったり。菓子パンやコンビニ弁当などよりもカロリーを低く抑えられるので、お弁当生活を続けるだけで自然にすっきりした体型に変化していくはずです。
また、意識して野菜のおかずを多く摂れば、便秘や肌荒れなどの改善にもなります。
簡単なポイントだけでOK! お弁当生活を続ける秘訣
「ただでさえ朝は忙しいのに、お弁当なんて作る時間がなさそう…」。お弁当生活未経験の学生さんにとって、出かける前にお弁当を手作りするのはなかなかハードルが高いですよね。
でも、そんなに手間のかかる物を作らなくて大丈夫!いくつかのポイントを押さえていれば、忙しい朝でも手軽にお弁当を作れます。
そのコツは、上手なまとめ買いや作り置き。市販の食品も利用して、パパっと手際よく作りましょう。ここでは、すぐに実践できる簡単なポイントについてご紹介します。
時短で作れる簡単おかずをメインに
学生さんに限らず、一人暮らしの社会人や共働き世帯、子育てや介護で忙しい主婦など、現代社会は時間に追われながら日々を過ごしている人がほとんど。料理のレシピも手間がかからない時短レシピが一番人気です。
お弁当を作る時も、そんな時短レシピをどんどん取り入れましょう。レンジで加熱するだけ、包丁やまな板が不要など、初心者でも簡単に作れるレシピがおすすめです。使う調理器具が少ないほど、準備や後片付けに要する時間を減らせますよ。
また、時間に余裕がある時には多めに作って冷蔵・冷凍しておくのがベスト。当日の朝に2~3品作るよりも、1品作って冷蔵庫の作り置きおかずを1~2品加えるといった作り方の方が圧倒的に短時間で仕上がります。
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おかず用の食材はまとめ買い&冷凍保存
食材の買い出しは、安売りの日を狙ってある程度まとめて購入しましょう。
「一人暮らしだから使い切れなさそう…」と思うかもしれませんが、冷凍保存しておけば大丈夫。頻繁に買い物に行ってつい余計な物を買ってしまうよりも、ずっと経済的です。
冷凍する時は使いやすい大きさにカットしたり、下味を付けておいたりすると便利です。肉や魚であれば、冷凍保存の消費期限は1ヶ月以内が目安。余ってしまいそうな時はお弁当用だけでなく、夕飯のおかずにも使って食べ切りましょう。
一人分のおかずの量に小分けする
下ごしらえした食材や調理したおかずを冷凍する時は、一人分の量に小分けしておきましょう。
食材の場合はラップで包み、フリーザーバッグへ入れて空気を抜いてからチャックをします。こうしておけば食材が傷みにくく、必要な分だけ取り出して料理に使えます。
一方、調理済みのおかずを冷凍する場合は、お弁当用のおかずカップに小分けするのがおすすめ。保存容器に並べて冷凍しておけば、一つずつお弁当箱に詰められるのでとても簡単です。
作り置きや保存は2週間分を目安に
まとまった作り置きは休日に行うのが一番効率的ですが、週末の度に料理に時間を費やすのはちょっと面倒ですよね。また、一人暮らしの場合は食べ切れる量を作ることも大事なので、目安としては2週間に1度の作り置きがおすすめです。
その際、日持ちするおかずを中心に半分くらいを冷蔵保存、残りのおかずを冷凍保存しておくとよいでしょう。冷蔵のおかずがなくなってきた頃に冷凍のおかずを使えるので、2週間分のお弁当のメニューにメリハリが生まれます。
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冷凍食品をプラスするのもOK
お弁当を手作りすることが健康にも節約にも良いわけですが、すべてのおかずを自分で作るのは大変なこと。一番大切なのはお弁当作りを無理なく続けることなので、市販の冷凍おかずや冷凍野菜も適度にプラスしてみましょう。
お弁当用の冷凍おかずは非常に種類が多く、常にストックしておくと「もう一品ほしい!」という時に役立ちます。
また、冷凍野菜はすでにカットされているので、炒め物や煮物などにサっと使えて便利。中には加熱済みの物もあり、軽く味付けするだけでお弁当に詰められます。
冷凍食品は自分で下ごしらえ・調理するよりも割高にはなりますが、忙しい日のお弁当作りの強い味方です。学食やコンビニよりも安く済むと考えて、上手に利用しましょう。
夕飯のおかずが残ったらお弁当に
一人暮らしでも実家暮らしでも、夕飯のおかずが残ることはよくありますよね。そんな残り物のおかずはお弁当用にぴったりです。翌日のお弁当作りにぜひ使いましょう。
ただし、残り物は必ず冷蔵庫で一晩保存し、お弁当に詰める前にレンジで再加熱するのがポイント。冷蔵庫に入っていたおかずをそのまま詰めると菌が繁殖する恐れがあるので、必ず加熱して冷ましてから詰めましょう。
一方、ご飯は冷蔵庫で保存すると食感が悪くなってしまうため、当日の朝に炊くか、冷凍してあるご飯を温めるのがおすすめです。
また、夏の暑い時期は食べ物が傷みやすいので、残り物のおかずを使う際は特に気を付けましょう。ゼミの教室などに冷蔵庫や電子レンジがあれば一番安心ですが、お弁当に保冷剤を添えたり、保冷バッグに入れたりするのも有効です。
ご飯とおかずを詰めれば完成!
作り置きのおかずや冷凍食品を利用すれば、朝は炊いたご飯とおかずを詰めるだけ。忙しくても短時間でお弁当が完成します。
自然解凍OKの冷凍おかずなら、そのままお弁当に入れられるのでなお便利。夏場は冷凍おかずが保冷剤代わりにもなりますよ。
その他のおかずは一度チンして、粗熱が取れてから詰めましょう。手順さえ覚えれば、お弁当作りにかかる時間をどんどん短縮できるはずです。
健康&節約のためにお弁当生活を始めよう!
学食やコンビニに行く時間がなくてランチを抜いたり、節約のために食べる量を減らすのは体にとって良くないこと。万全な体調で学業に臨むためにも、栄養バランスの良いお弁当生活を始めてみませんか?
簡単にできるコツさえつかめば、料理初心者でもきっとお弁当作りが楽しくなるはず。健康や節約のためにぜひチャレンジしてみてくださいね!