単身赴任の食事のアイデア7選!健康な食事・節約・時短サービスまで徹底解説!

  • 2022年9月18日
  • 2022年12月31日
  • コラム
単身赴任食事

仕事をしながら、家事もすべて一人で行わなくてはならない単身赴任の生活。特に食事の準備は毎日のことで、大きな負担に感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、単身赴任中でもおいしい食事を手軽に摂れるサービスや、食生活を楽にするアイデアなどについてご紹介します。

料理が苦手な方や手間を減らしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

単身赴任中の食事の問題点とは?

自炊する男性

単身赴任中の食事に関する問題は、その人のライフスタイルや性格、料理のスキルなどによって、様々な要因に分かれます。

理想的な食生活を実現するためにも、まずは自分にとってどのような問題がネックになっているのかを考えてみましょう。

時間が無く自炊が難しい

毎日遅い時間に帰宅するから、体はヘトヘト。そんな時は自炊する時間がないのはもちろん、気力も湧きませんよね。

また、出勤時刻が早い時は朝食やお弁当を作る余裕がありませんし、休日にまとめて家事をこなす場合は、掃除や洗濯だけで手いっぱいで作り置きなんて無理ということもあるでしょう。

時間に追われて自炊ができないと、つい食事を抜いてしまったり、お菓子などで空腹を満たしてしまう場合もあります。

その結果、栄養不足や栄養バランスの偏りが問題になってしまいます。

料理が苦手で自炊しても美味しくない

自炊の料理がまずい

共働きの夫婦が増え、家事を分担することが当たり前になっている昨今でも、料理はすべて妻任せという男性は一定数いるはずです。

そのような方の場合、単身赴任になってからあわてて自炊を始めても、いきなり料理の腕を上げるのはおそらく難しいでしょう。

せっかく一生懸命作っても、おいしく感じられなければモチベーションが上がらないもの。料理上手になる前に作る気がなくなり、外食やテイクアウトなどに頼ってしまうケースも少なくありません。

好きなメニューに偏ってしまう

外食イメージ

健康的な食生活を送るための最も重要なポイントは、栄養バランスに優れているという点です。

でも、単身赴任中の食事はすべて自分任せ。しっかり自己管理していないと、つい好きなメニューばかり食べてしまうこともありますよね。

ある調査によると、単身赴任中の男性で体重が増えたと感じる人は、実に全体の半数近くになるのだそうです。

その理由はやはり不規則な食生活。見た目が変化するのはもちろんですが、食生活のバランスがあまりにも乱れると、健康診断で引っかかるリスクも高まります。

外食・テイクアウト続きだと食費がかさむ

食費

自炊が面倒な時にとても助かるのが、外食やテイクアウトを利用するという方法です。最近では、低カロリー・野菜が多め・塩分や油分が少なめといった健康志向のメニューも多く、選び方次第では栄養バランスを整えることも可能です。

ただ、毎回外食やテイクアウトに頼っていると、当然ながら自炊よりも食費がかさんでしまいます。

料理を作る手間がなく、栄養面でもバランスをとりやすいという大きな利点がある一方で、金銭的な負担が増えてしまうことが難点だと言えるでしょう。

単身赴任の食事をラクにするサービス7選!

単身赴任中の食事はとにかく楽であることが一番。そこでここからは、おすすめのサービスや自分で工夫できるポイントなどについてご紹介しましょう。

複数のサービスや方法を組み合わせれば、一人の食事がぐっと楽にバランス良くなるはずです。

ミールキット(半自炊)

メリット 簡単な調理だけで完成するので、初心者でも利用しやすい。

出来立ての味を楽しめる。

買い物に行く手間がなく、食材を余らせずに済む。

デメリット 一人用のプランが少ない。

配達エリアが決まっている。

材料とレシピがセットで届くミールキットは、様々な会社でサービスを実施しています。袋から出して調理するだけで、手軽に出来立てのおいしさを味わえることが一番の魅力です。

スーパーに食材を買いに行ったり、献立で悩んだりする必要がなく、時間がない方や料理が苦手な方にもぴったりです。

ただし、一人用のミールキットを宅配している会社は少ないため、余った料理をお弁当に利用するなどの工夫が必要になります。

また、配達エリアが決まっているので、希望するサービスに申し込めない場合があります。

宅配の冷凍弁当

メリット レンジで温めるだけですぐ食べられる。

冷凍保存なので日持ちがする。

一度にまとまった量を受け取れる。

デメリット 冷凍庫にスペースが必要になる。

人によっては量が少なく感じる。

冷凍弁当は一食分の料理が容器に盛り付けられており、レンジで温めるだけですぐに食べられるのが特徴です。一度にまとまった量が届くので、忙しい方でも受け取りやすいという良さがあります。

長期保存できることがメリットですが、その分冷凍庫のスペースが必要になります。そのため、自宅の冷蔵庫が小さい場合は、少量ずつ注文できるサービスを利用するとよいでしょう。

また、一食分の量が決まっているため、人によっては物足りなく感じることがあります。

冷凍食品・惣菜のストック

メリット 種類が豊富で自分好みの物を選びやすい。

冷凍や常温で保存できる物は長期間ストックできる。

特売の日などにまとめて購入すれば節約になる。

デメリット 栄養バランスが偏る可能性がある。

買い出しや注文を自分でしなくてはいけない。

保管場所が必要になる。

冷凍食品や総菜の種類は非常に多く、いろいろな物をストックしておけば、その日の気分に合わせて自由にメニューを選べます。

また、惣菜によっては常温で長期間保存できる物もあるので、特売の日などにまとめ買いすると経済的です。

ただし、大量にストックするにはそれだけの保管場所が必要です。また、スーパーに買い出しに行ったり、ネットで注文したりと、その都度自分で購入する手間がかかります。

好きな物を食べられるメリットがある一方、栄養バランスの偏りにも注意が必要です。

冷凍惣菜を仕送りで妻に送ってもらう

メリット 料理や買い出しの手間がなく、市販品よりも栄養バランスが良い。

食費の節約になる。

デメリット 妻の負担が増えてしまう。

冷凍便の送料がかかる。

単身赴任中の夫の食生活を心配して、妻が手作りの冷凍おかずを送るケースは珍しいことではありません。

受け取る側はそのまま温めて食べるだけで済むので、料理や買い出しなどの手間がかからないことが最大の利点です。

一方で、問題は妻の負担が増えてしまうということです。特に料理が苦手な女性の場合は、夫としても頼みづらく感じるでしょう。

また、おかずの仕送りはその度に送料がかかる上、冷凍便の場合は料金が割高になります。

フードデリバリー

メリット たくさんの飲食店の中から自由に選べる。

解凍や盛り付けの手間がいらない。

デメリット メニューが割高で送料や手数料がかかるため、食費がかさむ。

配達時にトラブルが起こる可能性がある。

食べたい時にネットで簡単に注文できるフードデリバリーも、毎日忙しい方や料理が苦手な方の強い味方です。お店で作った料理を短時間で自宅に届けてもらえるので、解凍や盛り付けの手間もかかりません。

何かと便利なサービスですが、フードデリバリーのメニュー価格は実店舗よりも割高になっていることが多く、さらに配達料や手数料などが加算されます。

また、届いた料理がこぼれていたり、違う住所に届けられてしまったりするトラブルが起こるケースもあります。

家事代行の作り置きおかず

メリット 家庭的な料理を手軽に食べられる。

食材の買い出しを頼める場合もある。

デメリット 費用がかかる。

担当スタッフによって料理の出来栄えが異なる。

専門スタッフに掃除や料理などをしてもらえる家事代行サービスは、一人暮らしや共働きの世帯に人気のサービスです。担当のスタッフと事前にやり取りし、好き嫌いやアレルギーなどにも対応してもらえます。

家庭的な料理を作ってもらえることが大きな魅力ですが、基本は数時間単位の依頼で料金が高く、買い物代行や鍵の預かりなどにオプション料金が発生することもあります。

また、担当スタッフによって料理の出来栄えに差が生じることもデメリットの一つです。

コープやパルシステム等の定期配送

メリット 業者によっては飲料水や日用品なども一緒に購入できる。

ミールキットや半調理品などの取り扱いもある。

デメリット 配達日時や置き配の対応が業者によって異なる。

スーパーよりも割高になる。

コープデリやパルシステムなどの宅配サービスは、生鮮食品・加工食品・惣菜などを定期的に自宅に届けてくれるサービスです。

スーパーよりも割高にはなりますが、飲料水や日用品などを一緒に頼める業者もあるので、買い物の回数を減らしたい方にぴったりだと言えるでしょう。

大手の業者は商品数が豊富で、ミールキットや火を通すだけの半調理品などもあります。ただし、配達日時や置き配の対応方法が業者によって異なるため、複数の業者を比較することがおすすめです。

単身赴任の食生活をラクにするアイデア

食事に関する様々なサービスを利用する他にも、単身赴任の食生活を楽にするコツはいろいろあります。

そこで続いては、時間の節約や料理の負担を減らすアイデアをいくつかご紹介しましょう。自分のライフスタイルや自炊への取り組み方などに合わせて実践してみてください。

自炊をする日を決めて事前にまとめてレシピを考えておく

レシピイメージ

料理をする際に悩みがちなのが献立です。直前まで何を作るか考えていないと、食材の準備や下ごしらえなどに余計な時間を取られてしまいます。

できるだけ効率的に短時間で済ませるためにも、自炊する日を決めて事前にレシピをまとめておきましょう。

料理が苦手な方は、細かい手順を決めておくとより安心です。「食材を茹でている間に別の食材を切る」、「肉を焼いたフライパンで野菜を炒める」など、無駄のない工程を組み立てられれば、初心者でも複数のおかずを一度に作ることができます。

買い出しはネットスーパーなどを活用する

積極的に自炊する場合も、冷凍食品や総菜などをストックする場合も、食材や食品の買い出しは必要不可欠です。

でも、その都度スーパーへ足を運ぶのはかなり面倒ですよね。そんな時は、ネットで注文した物を配達してもらえるネットスーパーを活用しましょう。

商品の価格は実店舗より割高になりますが、時間や手間を減らすことを優先したい方にとっては安上がりだと言えます。送料無料になる金額が設定されているネットスーパーもあるので、まとめ買いにもおすすめです。

食事付きの賃貸マンションを検討する

賃貸マンションの中には、単身者向けに食事を提供してくれる物件もあります。物件の検索サイトで「食事付き」の条件を付けて探すことができるので、単身赴任先にそのような賃貸マンションがないか探してみましょう。

食事付きの賃貸マンションに入居すると、家電や調理器具などを揃える必要がないという利点もあります。

ただし、日曜・祝日は食事の提供がなかったり、食堂の運営費を徴収されることもあるので、まずは利用規約をきちんと確認することが大切です。

食事以外の家事の負担を減らすのもおすすめ!

お掃除ロボット

単身赴任の生活に必要な家事は、もちろん食事の用意だけではありません。最近は家事を楽にする様々なサービスや製品が充実しているので、自分の苦手な家事をどんどんサポートしてもらいましょう。

例えば、洗濯は衣類を洗ってクローゼットにしまうまでにいくつもの工程が必要です。特にワイシャツやスラックスなどの仕上がりに手間がかかる衣類は、宅配クリーニングを利用するのもよいでしょう。

また、部屋中を移動してホコリを吸い取ってくれるお掃除ロボも、家事が楽になる頼もしい味方です。出勤中に家の中がきれいになれば、かなりの時短になりますね。

さらに、AIを搭載した家電も年々進化しています。遠隔操作できるエアコンがあれば、帰宅時に最適な温度になっているのですぐに家事を始める気になれますし、AIスピーカーを活用すれば、テレビや照明をノータッチで付けたり、スマホを使用せずに最新のニュースを調べたりできます。

まとめ

毎日忙しい方や料理が苦手な方にとって、単身赴任中の食事は大きな悩みの種になりがちです。

でも、便利なサービスを利用したり、食事の準備が楽になるコツをつかめば、自分一人でもきちんとした食生活を送ることは可能です。

自炊を完璧にこなさなくてはと変に気負わずに、宅配サービスや市販の食品などを上手に取り入れてみましょう。

食事の準備にかかる手間や時間が減れば、一人の食事も楽しくおいしく感じられるようになるはずです。