手軽でおいしい「フルグラ(フルーツグラノーラ)」は、朝食に人気の食べ物。でも、ダイエット中は「食べると太る」という声が気になったり、「ダイエットに良いと聞いたのに、逆に太ってしまった」という経験はありませんか?
その悩み、実はフルグラ自体が悪いのではなく、あなたの「食べ方」に原因があるかもしれません。
フルグラで太るかは、食べる「量」や「タイミング」、そして「選び方」で9割決まります。
この記事では、管理栄養士監修のもと、フルグラで太ってしまう本当の理由から、ダイエットを成功させるための「正しい食べ方」、さらには「ダイエットに最適なフルグラ製品」まで、徹底的に解説します!
| この記事の監修者 管理栄養士 石川 いずみさん 医療系企業にて管理栄養士として勤務し、年間100件以上の個別栄養相談を担当。加齢に伴う健康課題や女性のライフステージに応じた栄養管理、若年層の食生活改善まで、幅広い年代への指導経験を持つ。現在はフリーランスとして、管理栄養士の知見を活かし、健康・食分野の記事執筆や監修を中心に活動中。 |
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フルグラは本当に太る? ご飯やパンと徹底比較
「フルグラ=太る」というのは、実は誤解です。まずはフルグラとは何か、そしてなぜ太るイメージがあるのかを解説します。
フルグラとは?

「フルグラ」とはグラノーラ(シリアル)にドライフルーツを混ぜた物で、カルビーが商標登録している商品名です。一般的には「フルーツグラノーラ」と呼ばれています。
そもそもグラノーラって何?
「グラノーラ」はシリアルの一種で、オーツ麦にナッツやシロップを加えて焼き上げた物です。よく比較される「オートミール」は、オーツ麦を蒸して圧縮したもので、甘みが加えられていない点が大きな違いです。
フルグラで太る主な理由は「糖質の摂りすぎ」

フルグラは、シロップの甘み+ドライフルーツも混ざっているので、カロリーや糖質はやや高めです。
しかし、決してフルグラだけが飛びぬけて高カロリー・高糖質というわけではありません。主食として一般的なご飯・パン・シリアル類と比較すると、以下の通りです。
▼ 主食1食あたりのカロリー・糖質比較
| 主食の種類 | 目安量 | カロリー | 糖質 |
| フルグラ(通常版) | 50g | 222kcal | 31.6g |
| ご飯(白米) | 茶碗1杯 (150g) | 234kcal | 53.4g |
| 食パン(6枚切り) | 1枚 (60g) | 158kcal | 26.6g |
| オートミール | 1食分 (30g) | 114kcal | 17.9g |
※数値は目安です
上記の表からもわかるように、フルグラはご飯より低糖質ですが、オートミールなどと比べると糖質は高めです。「食べ過ぎれば太るが、適量なら問題ない」ことがわかります。
では、なぜ太ってしまうのか?原因はシンプルです。
- 適量以上(50g以上)を食べている
- 3食に加えて「間食」として食べている
石川いずみさん
美味しくて手軽なため、つい目分量で70g〜100gと食べてしまいがちです。それでは糖質オーバーとなり、太る原因になります。
また、フルグラは「おやつ」ではなく「主食」です。1日3食にプラスして間食として食べると、1日の総糖質量が過剰になります。
フルグラがダイエットの味方になる4つの理由

食べ方にさえ気をつければ、フルグラはダイエットの強い味方になります。その理由を4つ解説します。
理由1:食物繊維が豊富(腸内環境と便通)
フルグラの原料となるオーツ麦には食物繊維が豊富に含まれています。1食分(50g)で、バナナ約4本分もの食物繊維(約4.5g)が摂れることも。
食物繊維は腸内環境の維持をサポートし、便通改善に役立つ効果が期待できます。
理由2:満腹感を得やすい(噛み応え)
フルグラはご飯やパンよりもザクザクとした歯ごたえがあるので、自然とよく噛んで食べることが多くなります。
よく噛むことで満腹中枢が刺激され、適量でも満腹感を感じやすくなるでしょう。
理由3:スッキリをサポート(カリウムなどのミネラル)
フルグラの原料であるオーツ麦には、カリウム・鉄分・亜鉛・マグネシウムなどのミネラルも含まれています。
とくにカリウムは体内の水分バランスをととのえる働きがあり、体の健やかなめぐりをサポート。スッキリとした印象へ導きます。
理由4:手軽だから続けやすい(ダイエットの継続性)
ダイエットを成功させる最大の秘訣は「継続すること」。食生活を改善する場合も、手軽であることが大切なポイントです。
フルグラは調理の必要がなく、牛乳などをかけるだけですぐ食べられます。忙しい朝や疲れた夜でも、手軽に栄養バランスを整えられるため、ダイエットが継続しやすくなります。
【最重要】管理栄養士が教える!フルグラで痩せる「6つの食べ方ルール」
フルグラダイエットを成功させるためには、いくつかの重要なルールがあります。この6つを守るだけで、結果は大きく変わってきます。
ルール1:1食「50g」を厳守する(計量カップは必須)
フルグラダイエットの最大の敵は「目分量」です。必ず1食50gを計量カップやキッチンスケールで正確に量りましょう。
50gの目安は「お米1合カップ(180cc)の約9分目」です。
石川いずみさん
目分量ではオーバーしていることも。ダイエット目的であれば、必ず計量カップやキッチンスケールを使ってください。このひと手間が成功の鍵です。
ルール2:かけるものは「低糖質」を選ぶ
フルグラ自体の糖質は守っていても、かけるものの糖質を見落としていませんか?
例えば、加糖タイプのヨーグルトや調整豆乳、ジュースなどをかけると、糖質はあっという間にオーバーしてしまいます。
ダイエット中にかけるものとしておすすめなのは、牛乳、無調整豆乳、アーモンドミルク(砂糖不使用)、プレーンヨーグルト(無糖)です。
▼ 比較表:フルグラにかけるもの(200ml / 100gあたり)
| 種類 | カロリー (目安) | 糖質 (目安) | タンパク質 (目安) |
| 普通牛乳 | 128kcal | 9.6g | 6.6g |
| 無調整豆乳 | 88kcal | 5.8g | 7.2g |
| アーモンドミルク (砂糖不使用) |
39kcal | 0.9g | 1.0g |
| プレーンヨーグルト (無糖・100g) |
56kcal | 4.9g | 3.6g |
石川いずみさん
ダイエットを最優先するなら、「アーモンドミルク(砂糖不使用)」が圧倒的におすすめです。もし味が苦手なら、タンパク質も摂れる「無調整豆乳」を選びましょう。牛乳は意外と糖質があるので注意が必要です。
ルール3:食べるタイミングは「夜」も選択肢に
フルグラは朝食のイメージが強いですが、ダイエット目的なら「夕食」との置き換えも非常に効果的です。
「夜に糖質を摂ると太る(BMAL1の影響)」と聞いたことがあるかもしれませんが、それ以上に「1日の総カロリー」をコントロールする方がダイエットへの影響は大きいです。
例えば、高カロリーになりがちな夕食(例:カレーライス約800kcal)を、フルグラ(約222kcal)+無調整豆乳(約88kcal)=合計約310kcalに置き換えるとどうでしょうか。
これだけで、1日で約400kcal以上もの大幅なカロリーカットが可能になります。
ただし、食べた直後に寝るのは消化に悪影響なので、就寝の2〜3時間前までには食べ終えるようにしましょう。
ルール4:とにかく「よく噛んで」食べる
理由2でも触れましたが、フルグラのザクザクとした歯ごたえを活かしましょう。
一口入れたら30回は噛むことを意識してみてください。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、50gという少ない量でも満足感を得やすくなります。時間がないからと流し込むように食べるのはNGです。
ルール5:1日の「総糖質量」で考える
フルグラは「主食」です。1食あたりの糖質は「ロカボ(緩やかな糖質制限)」の基準である1食40g以内に収まっています。
【1食あたりの糖質目安】
フルグラ50g(約31.6g)+ アーモンドミルク200ml(約0.9g)= 合計 約32.5g
この1食は問題ありませんが、他の2食(朝食・昼食)でご飯大盛りや麺類、甘いパンなどを食べていたら、1日の総糖質量はオーバーしてしまいます。
フルグラをダイエットに取り入れる日は、他の食事も糖質を控えめにするなど、1日トータルでのバランスを考えることが重要です。
ルール6:選ぶなら「糖質オフ」か「高タンパク」製品
ここまでのルールは通常のフルグラを想定していましたが、より効率的にダイエットを進めるなら、最初からダイエット向けの製品を選ぶのが賢い選択です。
最近は、通常のフルグラに比べて糖質を大幅にカットした製品や、タンパク質を強化した製品が数多く登場しています。次のセクションで、どの商品を選べば良いか詳しく比較します。
【2025年最新】ダイエット向けフルグラ・グラノーラ徹底比較
ダイエット目的なら、もはや「糖質オフ」や「高タンパク」の製品を選ぶのがスタンダードです。各メーカーから様々な商品が出ているので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ダイエット向け製品の選び方
選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
- 糖質量: 1食あたり20g以下(糖質30%オフ以上)が目安。
- タンパク質量: 1食あたり10g以上あると、筋肉維持に役立ちます。
- 食物繊維量: 1食あたり8g以上あると、腸活にも効果的です。
【比較表】主要メーカー糖質オフ・高タンパク製品
人気の主要なダイエット向け製品を比較しました。(※1食50gあたりで比較)
横にスクロールしてご覧ください!
| 商品 | ![]() カルビー フルグラ糖質オフ |
![]() カルビー マイグラ プロテイン |
![]() 日清シスコ ごろグラ 糖質60%オフ まるごと大豆 |
![]() 日清シスコ ごろグラ 糖質60%オフ チョコナッツ |
|---|---|---|---|---|
| カロリー (1食50g) |
238kcal | 228kcal | 221kcal | 211kcal |
| 糖質 (1食50g) |
18.9g | 19.3g | 10.7g | 11.2g |
| タンパク質 (1食50g) |
9.1g | 10.1g | 16.8g | 13.5g |
| 食物繊維 (1食50g) |
7.7g | 7.0g | 11.9g | 10.9g |
| 特徴 (味・具材) |
定番のフルグラの美味しさそのまま。ナッツの香ばしさが特徴で、バランスが良い。 | 大豆プロテイン入り。甘さ控えめで、黒豆や青大豆、ナッツ類が豊富。 | 圧倒的な低糖質・高タンパク。きなこ風味で、まるごと大豆や黒大豆がゴロゴロ入っている。 | 驚異の低糖質。カカオのコクとナッツ(アーモンド・カシュー・くるみ)が香ばしい。 |
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※数値は2025年10月現在の情報です。リニューアル等により変更される場合があります。
管理栄養士のおすすめはコレ!
石川いずみさん
目的によっておすすめが変わります。
本気で糖質制限&タンパク質摂取したい人
迷わず「日清シスコ ごろグラ 糖質60%オフ」です。糖質10.7g、タンパク質16.8gは驚異的なスペックです。筋肉を落とさずダイエットしたい方に最適です。
美味しさと機能性のバランスを取りたい人
「カルビー フルグラ 糖質オフ」がおすすめです。フルグラの美味しさを保ちつつ、しっかり糖質オフやタンパク質強化ができています。
【本気で痩せたい方へ】腸内フローラ検査で「自分を知る」ダイエット専用グラノーラ
ここまでスーパーなどで手軽に買える商品を紹介しましたが、「いろいろ試したけど痩せない」「なぜ自分が太りやすいのか原因から知りたい」という本気の方には、「腸内フローラ検査」がセットになったダイエット専用グラノーラという選択肢もあります。
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【悩み別】管理栄養士が回答!フルグラダイエットQ&A
最後に、フルグラダイエットでよくある細かい疑問について、管理栄養士がお答えします。
Q. 1食50gを守っても痩せません。なぜですか?
石川さん
いくつかの原因が考えられます。以下の3点を見直してみてください。
- かけるもの(牛乳・ヨーグルト)の糖質・脂質は?
(ルール2参照。加糖ヨーグルトや脂質の多い牛乳ではありませんか?) - 他の食事のカロリーがオーバーしていませんか?
(ルール5参照。フルグラで減らした以上に、他で食べていたら痩せません。) - 運動量が極端に少なくありませんか?
(摂取カロリーが消費カロリーを上回っていれば太ります。軽い運動も取り入れましょう。)
Q. フルグラは毎日食べてもいいですか?
石川さん
1日1食を置き換える形であれば、毎日食べても大きな問題はありません。ただし、フルグラは加工食品であり、含まれる栄養素も限定的です。
卵や魚、野菜などを使ったバランスの良い食事も取り入れ、栄養が偏らないようにするのが理想です。
Q. 結局、オートミールとどっちが良いですか?
石川さん
これは目的によります。それぞれのメリット・デメリットを理解しましょう。
■ オートミール
◎ 糖質・カロリーがフルグラより低い
◎ アレンジ自在(甘くも、しょっぱくもできる)
△ 調理(ふやかす等)の手間がかかる
△ 味が単調で飽きやすい
■ フルグラ(糖質オフ)
◎ とにかく手軽で美味しい
◎ 食物繊維やタンパク質が強化されている製品が多い
△ オートミールと比べると糖質・カロリーは高め
ストイックに糖質を抑えたいなら「オートミール」、手軽さ・美味しさでダイエットを継続したいなら「フルグラ(糖質オフ)」を選ぶと良いでしょう。
Q. 飽きないアレンジレシピが知りたいです。
石川さん
かけるものを変える以外にも、いくつかアレンジがあります。
- オーバーナイトフルグラ
無糖ヨーグルトとフルグラを混ぜて、一晩冷蔵庫で寝かせます。フルグラがしっとりして、ヨーグルトの水分を吸うため満足感がアップします。 - プロテインパウダーがけ
かける豆乳やアーモンドミルクに、お好みのプロテインパウダーを溶かしてからフルグラにかけます。タンパク質をさらに強化できます。 - サラダのトッピング
フルグラ(特に糖質オフタイプ)を、そのままサラダのトッピングとして使います。クルトンのようにザクザクした食感がアクセントになります。
まとめ:フルグラは「食べ方」次第で最強のダイエット食になる
フルグラは太るのではなく、「食べ方」で太っていただけであることがお分かりいただけたでしょうか。
フルグラは、食物繊維やミネラルを手軽に摂れる優れた食品です。
- 1食50gを厳守する
- 糖質オフ・高タンパク製品を選ぶ
- かけるものは「低糖質」を選ぶ(アーモンドミルクなど)
この3点を守れば、フルグラはあなたのダイエットの強い味方になります。
まずは計量カップを用意し、お気に入りの糖質オフ製品を見つけることから始めてみませんか?










